昨日まで1人マカオにカジノ旅行にいってきたので、だらだら思い出を書く。
そもそもの発端は9月のはじめに「あ、海外いきたい」とふと思い、ただベースはインドア派人民なので観光ばっかだとすぐ飽きるな〜、じゃあカジノとか楽しいからマカオいくか、と12秒ぐらいで決めたのである。
今は休みをけっこう自由に調整できるので、べりべり安い日程でレッツゴー。マカオ往復3.8万?けっこう安いよね。
そして到着!
あらやだ!街が綺麗で豪華!
あらやだ!中国人が道に痰はいてる!
こうして、マカオの光と影を到着12秒で体感したが、チェックインしたホテルが綺麗でテンション盛り返す。
とはいえ1人で部屋でやることもないので、早速カジノへ!
人が多いな。
そして今回の軍資金は10万円!これくらいなら最悪負けてもいいかな。とりあえず財布の7万円を香港ドルに変える。4700香港ドルになった。
もちろん俺は負ける気はない。自信がある。なぜならマカオに行く前にコロプラのカジノアプリで練習したからだ。練習は嘘をつかない。イチローがそれを証明している。
ガチで2兆円くらい勝つつもりだ。
勝ったらどうしよう。小国を買うか、それなりの軍事力を手に入れるか、知り合い全員にチマチョゴリを勝手に送るか悩んでいた。
ばーっとフロアを見てみる。バカラってゲームがやたら人気みたい。それで最低賭け金の表示が500香港ドル。x15ぐらいが日本円なので、ざっくり7500円だ。
うわーけっこうけっこうじゃないすか…。この時点で若干びびる俺。
ちょっと様子見しようと、ルーレットをみると、最低賭金が50$(=750円)となっている。「はっはっは!余裕じゃーん!」ここで水を得た魚化をするジャパニーズメン。
よーし、とりあえずここで肩慣らし。早速2000香港ドル(3万円)を40枚のチップに替えて赤に1枚チップをおく。1チップ750円。
作戦はこうだ。最初の赤1枚が外れても、次は2枚を赤に賭ける。それで当たれば4枚くるから、プラスだ。もし外れたら次は4枚賭ける。てな感じで外れたら少し賭ける枚数を増やすっていうやつ。まあネットで調べたらすぐでてくる安易な必勝法でやろうとした。
ここでおばちゃんディーラーに「No ,No ! 4 ! 4 !」と言われる。よくわからないけど、4枚は置けって言われているような気がする。
あとからわかったことだけど、赤か黒か、偶数か奇数か、みたいな倍率2倍ぐらいのところに賭けるときは最低4チップおかないとダメらしい。
(え、4チップってことは3000円?けっこうけっこうじゃないすか…。)
とりあえず4枚おく。ここであることに気づく。これで外れたら8枚かけるでしょ?それも外れたら16枚?俺のライフ40枚チップやばくね?…まあいいや。
カランカラーン。黒だ。
まあ最初はね〜。「ヘーイ、頼むぜディーラ〜」的な欧米的な表情で余裕を見せつける俺。もちろんディーラーはガン無視。まあそろそろ赤だね。そこから何度かルーレットがまわった。必勝法どおりに俺は赤に賭け続けた。
3回連続で黒がきた。
いやいやいや。なにしてくれてんのマカオ。こんな健気で可愛い日本人男性から開始15分で3万円なくして楽しんすか!?
さっきまで綺麗な部屋でテンション爆上がりだった俺はもうそこにはいない。買ったばかりのソフトクリームを床に落とした小学生ばりのテンションになっている。
だめだ。切り替えよう。まずあの謎の4枚ベッドシステムのせいで想定が狂った。もう俺はマカオのシステムに完全に慣れた。ここの住人だ。瞳の住人だ。ラルクの名曲だ。
なんとなく冷静に周りが見え始めた。いける。今ならいける気がする。
そこから俺はいろんなゲームに挑戦した。気持ちも落ち着き、すべて冷静に賭けることができた。それまでの各ゲーム履歴などを見て、戦略的にすべてを賭けていった。IQ200ぐらいの賭け方をしていたと思う。どんどんチマチョゴリが近づいている気がする。
それから3時間程度たっただろうか。気づくと、財布の中の香港ドルはすべてなくなっていた。(続く)